うつむいて咲く姿が可憐で人気のクリスマスローズ。
その名の通り、クリスマスの時期にバラに似た花を咲かせます。
別名「冬の女王」とも呼ばれています。
常緑を保つので12月~3月の草木が枯れ落ち寂しくなりがちな冬の寒い時期に、
彩りを添えてくれる多年草です。花色や咲き方のバリエーションも豊富で、
コレクターが多い植物です。
洋風や自然風の庭によく植えられますが、和風の庭にも合います。
とても丈夫で初心者でも育てやすいです。
クリスマスローズの育て方で花が咲かないのはなんで!?
クリスマスローズが花を咲かせないのには、いくつかの理由が考えられます。
今回は基本的なクリスマスローズの花が咲かない理由を2つのポイントを紹介します。
1:基本は花が咲くまでに時間がかかる!
クリスマスローズは苗から花が咲くまで実は2年程度かかる植物です。
中には3~5年で開花することもあるようです。
販売されている苗はすでに花をつけた開花株が多いですが、
開花見込み株やポット株などまだ苗が若い場合は、
花をつけるまでに多くの時間を要することもあります。
なので、「クリスマスローズの花が咲かない!」って焦らなくても大丈夫!
基本はクリスマスローズの花が咲くまでには時間が必要な花なんです。
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2:根詰まりが原因!
一度は咲いていたクリスマスローズの花が咲かなくなってしまう場合もあります。
鉢植えの場合、その多くは根詰まりを起こしています。
3:苗が瀕死になった可能性も!
夏に水切れを起こした、など何らかのダメージを受けて
瀕死になったことがある場合は、苗が赤ちゃん返りすることがあります。
このとき、花がつく前のように再び花をつけるまで1~2年を要することがあります。
クリスマスローズが葉ばかりしげる時の対処方法!
せっかく育てているクリスマスローズが葉ばかり成長して、花が咲かないと心配ですよね!
そんな時に、直ぐにできる初心者でも簡単方法を紹介します!
1:植え替えをする!
根詰まりを起こしている場合には植え替えが必要です。
クリスマスローズは鉢の中で根詰まりがしやすい植物のため、2年に一度ほど植え替えます。
植え替えは10~11月が適しています。
根を5分の1ほど切る、もしくは一度土を払い落とし1~2回り大きな鉢に植え替えましょう。
2:肥料のやりすぎにも注意!
また肥料のやりすぎも葉ばかりになってしまう原因になることがあります。
特に窒素分は体をつくるために使われるので、多すぎると葉ばかりに
なってしまうだけでなく、植物を軟弱にします。
生育の停滞する夏まで肥料分が土に残っていると、病気や腐敗を招きます。
肥料は春の新葉が展開する時期に効くようにし、もし秋に施用するなら花芽のつきを悪く
しないよう、窒素分の少ないものにとどめます。
3:光が少ない可能性も!
日陰でも生育するとはいえ、花芽の形成には光が必要となります。
光が不足すると葉っぱばかりで花がつきにくくなります。
深植えしないこと、夏以外の時期には、できるだけ光が当たる環境にすると、
よい花がたくさん咲いてくれます。また、寒風の心配がない時は、
早めに古葉を取り除きます。
まとめ
クリスマスローズは強い植物ですので、枯れそうになっても、
しっかりお世話をして続けていれば多くが持ちこたえてくれます。
緑の葉が出ている限りは、花がなかなか出なくても
株が花を咲かせられるだけ充分に育つまで、焦らずに待ってあげましょう。
クリスマスローズは比較的長く花を楽しめます。
花を取り除かずタネをつくってしまうと体力を使い切ってしまいます。
咲き終わった花は早めに摘み取るのもポイントです!
参考になればとても嬉しいです!
Have a good day!