濃厚で美味しいチーズケーキ。好きなケーキランキングでも上位に食い込んでくるのではないでしょうか。そんなチーズケーキ、実はどの家にも必ずある、とあるアイテムで作ることができるんです。それが炊飯器。炊飯器でチーズケーキが作れるんですよ!
材料を混ぜてスイッチをオンするだけ、手軽で簡単に美味しいチーズケーキが作れるなんて嬉しいですよね。でもこの炊飯器でのチーズケーキ作り、実は失敗してしまうこともしばしば。なので、今回は炊飯器のチーズケーキの原因と、生焼けさせない方法を紹介します。
炊飯器のチーズケーキの失敗の原因は?
炊飯器のチーズケーキをレシピ通りに作ったのに失敗してしまった。そんな時に考えられる失敗の原因はいくつかありますので、みていきましょう。
1:炊飯器に問題がある!
そもそも炊飯器にはマイコンタイプとIHタイプがあるのをご存知ですか?
●マイコン炊飯器とは
昔からあるタイプの炊飯器で釜の底に搭載したヒーターで加熱しお米を炊きます。
つまり釜の底部分で発生させた熱を全体に伝えることで炊飯する仕組みになっています。
1〜2号の少量の米を炊飯するのに向いていて、価格も低価格なものが多くなっています。
●IH炊飯器
近年主流のタイプの炊飯器です。底から熱を伝えるのではなく釜そのものを発熱させ全体に熱を伝える仕組みになっています。高い火力を発揮しつつも、温度を制御しながら最適な温度で効率的に美味しいご飯を炊くことができます。
3合以上の米もムラなく炊き上げることができますが、価格が高いものが多くなっています。
最近ではお使いのご家庭も多いIH炊飯器が多くなっています。このIH炊飯器の温度を制御する機能が実はチーズケーキ作りの失敗の原因なのです。
チーズケーキを焼くのに最適な温度は一般的に170度前後と言われています。対して美味しいご飯を炊くのに最適な温度は100度前後。
IH炊飯器は温度が上がると制御機能が働き温度を下げる仕組みなので、結果的にケーキが中まで焼けず何度炊飯しても生焼けのままという失敗が起こってしまうのです。
2:生クリームの分離!
炊飯器で作るチーズケーキのレシピに多いのが、「材料を全て入れて混ぜるだけ!」というもの。この時、フードプロセッサーの使用を勧めるレシピも多いのですがこれが失敗の一因。
フードプロセッサーを回しすぎると材料の生クリームが分離してしまい、食感や歯触りの悪いチーズケーキが出来上がってしまいます。
3:炊飯器から取り出すのが早い!
チーズケーキは温かい状態では柔らかいことがあります。そのため実際には中まで火が通っているのに生焼けのように感じ、失敗だと思ってしまうケースもあります。
炊飯器のチーズケーキの失敗しない方法3選!
炊飯器のチーズケーキの失敗の原因がわかったので、失敗せずに炊飯器でチーズケーキを作るためにはどんな点に気をつければ良いのでしょうか。失敗しない方法を紹介します。
1:マイコンタイプの炊飯器を使う!
マイコンタイプの炊飯器はIH炊飯器のように温度を制御する機能がついていないので高温のままケーキを焼き続けることができます。またIH炊飯器でも最近はケーキモードといった機能がついた炊飯器も売られていますので、そのような炊飯器を使用すると失敗を防げるでしょう。
炊飯器あふぃり
2:生クリームを混ぜすぎない!
スイーツを作るときにはミキサーがおすすめです。
フードプロセッサーを使用するとどうしても混ぜすぎてしまうことが多いので、気を付けましょう。また卵を使用するレシピであれば砂糖と卵を分けて混ぜると生地が分離しにくくなります。
3:冷蔵庫で冷やしてから取り出す!
炊飯後、竹串でチーズケーキを何箇所か刺してみて生地がついてこなければ火は通っている証拠です。それでも柔らかく崩れてしまうようなら、釜ごと冷蔵器に入れて数時間冷やしましょう。固まって取り出しやすくなっているはずです。
炊飯器のチーズケーキが生焼けの時はどうする?
せっかく作ったチーズケーキが生焼けだった時、がっかりしなくても大丈夫!そんな時の対処方法を紹介します。
1:まずは生焼けの確認方法!
まずは、せっか炊飯器で作ったチーズケーキが生焼けなのかどうかを確認しないといけませんよね。チーズケーキの生焼けの確認するために必要な物は、「竹串、もしくは爪楊枝」だけです。
確認方法もいたってシンプルで、炊飯器のチーズケーキの真ん中に竹串 or 爪楊枝を刺します。そして、引き抜きます。竹串 or 爪楊枝を引き抜いた時に、ドロッとした生地がついていたら、チーズケーキは生焼けという合図になります。
2:再炊飯する!
先ほど紹介した炊飯器のチーズケーキの生焼けの確認方法をしてみて、生焼けの場合は「再炊飯」しましょう!そうすることで、きちんと炊飯器のチーズケーキができるんですよ!
炊飯器のメーカーによっては、炊飯器でチーズケーキを作ったけど、再炊飯が出来ないこともあるかもしれません。炊飯器の安全装置が起動して「エラー」が出る時もあるので、そんな時は、次の方法を試してみてください。
3:電子レンジを使う!
炊飯器のチーズケーキが生焼けの時に、出来上がったチーズケーキにラップをかけて、電子レンジでチンすると、中まで熱が通って生焼けが改善することができるんですよ!なので、炊飯器で作ったチーズケーキが生焼けでも、「失敗した!」と思わなくて大丈夫ですよ♪
炊飯器のチーズケーキを生焼けさせない方法は?
炊飯器でチーズケーキができるって、とっても画期的で楽なんですけど、失敗もつきものです。過去私も、数回失敗しています。せっかく作るチーズケーキ、美味しくためるためにも、炊飯器でチーズケーキを生焼けさせない方法を紹介します。
1:分量はレシピ通りに!
炊飯器のチーズケーキを生焼けをさせない方法は、分量です。やっぱりレシピ通りの分量が絶対に美味しいし、失敗なしです。私もズボラななので、「1gまあいいか!」など思って作ると、「思ってたのと違う!」って良くあるあるなんです。少しの分量の違いでも出来上がりが違うので、炊飯器でチーズケーキを作る時は、分量には気をつけてくださいね!
2:炊飯器からは直ぐに取り出さない!
炊飯器でチーズケーキができあがったら、嬉しくてつい早く取り出したくなっちゃうと思うんです。その気持ちよ~くわかりますが、炊飯器でチーズケーキができあがったら直ぐに取り出してしまう行動は「アウト!」です。
正解は、炊飯器でチーズケーキができあがったら保温のまま1~2時間放置するのが正解です!
出来上がったチーズケーキを直ぐに取り出すと形が崩れてしまうので、放置もしっかりします。
3:冷蔵庫で冷やす!
炊飯器のチーズケーキを保温で放置して粗熱がとれたら、今度はしっかりと冷蔵庫で冷やします。出来上がった状態のチーズケーキだと、プルプルってしていて、生焼けと勘違いしやすいですが、チーズケーキって冷やす事でチーズケーキの生地が固まるんですね。
なので、炊飯器のチーズケーキが出来たら、冷蔵庫で冷やすことも忘れないで下さいね!
まとめ
オーブンがなくても手軽に簡単にチーズケーキが作れる炊飯器。本当にお手軽に炊飯器でチーズケーキが作れるので、ありがたいですよね!せっかく炊飯器でチーズケーキを作るなら失敗なく美味しく作りたいですよね。
レシピ通りに作ったのにうまくいかなかったという方、いつも炊飯器のチーズケーキが生焼けになってしまうという方は、今回紹介したことに気をつけて、ぜひ再チャレンジしてみてください!今度は、美味しく作れますよ♪参考になればとても嬉しいです。